装置の紹介

測定個所を指定できる高いサンプル形状の自由度。有機フィルムからダイヤモンドまで幅広いレンジでの熱拡散率（熱伝導率）の測定が可能です。水平方向と垂直方向がどちらも測定できるので、試料の異方性を確認することができます。

従来の"定常法"熱伝導率測定装置を超える、多機能で高性能な装置です。従来の装置では数時間かかる測定を、本装置では10～20分に短縮。また、試料を加圧する"荷重一定モード"と"厚さ一定モード"の２つの測定モードをご用意。TIM等の柔らかい材料に適用可能です。

炭素繊維強化プラスチック(CFRP)やガラス繊維強化プラスチック(GFRP)、ナノセルロースなどの内部の繊維状態（繊維の向き・繊維量の相対比較）を把握できます。また、定量化・数値化ができるので、開発時の評価や品質管理にご利用いただけます。

熱浸透率を、点・線・面で測定します。
従来の熱物性測定装置では困難だった「ナノ薄膜」と「ミクロン領域」を非接触で測定することができます。また、熱物性の分布測定なら、マイクロメートルオーダーの測定が可能です。測定対象は、薄膜からバルク材まで。

電子デバイスの消費電力との問題に着目し、デバイス内部の熱特性を可視化、相対数値化することで界面の熱拡散性の評価を可能としました。高性能赤外線カメラ搭載。独自のノイズリダクション技術。クラック・ボイドの評価に役立ちます。